記憶に残るダメ外人

今回は年号が昭和から平成に変わった年に

ヤクルトにストッパーとして来日したダメ外人を取り上げる。

わずか数ヶ月で斬首されたが、

私の心に残る『ダメ外人』である。

彼の名前はホアン・アイケルバーガーである。

ヤクルト・スワローズでの活躍はわずか８試合であるが

ヤクルトファン以外のプロ野球ファンにダメップリを見せ付けた一人者である。

今思うと、アイケルが名前で、バーガーが苗字と思った方も多いと思うが
（私もそう思った）

ホアンが名前で、アイケルバーガーが苗字と知ったのは驚いた。ｗｗｗ

日本での通算成績も以下のようにトホホな成績である。

０勝３敗０Ｓ　７、０４　８試合（７、２）

日本球界へのデビューであった巨人戦で、

いきなりの「サヨナラ暴投」という離れ業をやってのけ、
我々に強列な印象を与えた伝説的投手。

残念なことにその年の５月には解雇されてしまった。

来歴・人物

カリフォルニア大学から1978年、サンディエゴ・パドレスに入団。1981年、メジャーリーグ昇格を果たし先発投手としてパドレス時代には2年間で15勝を挙げる活躍をした。1983年、クリーブランド・インディアンズに移籍。1988年、アトランタ・ブレーブスに移籍。

1989年、春季キャンプでテストを受けヤクルトスワローズに入団。ストッパーとして期待されたが、この年4月9日の対巨人開幕第2戦（東京ドーム）で3対3で迎えた9回裏に来日初登板するも、無死満塁のピンチを作り、原辰徳の打席で暴投によりサヨナラ負け、敗戦投手となる。

制球難もあって、その後も投げては打たれるの繰り返しで、結局5月20日に解雇された。球団史上最短の解雇選手となる。帰国後はマイナーリーグで投手コーチを務めている。

日本では全く活躍できなかったが、「日本プロ野球記録大百科」（日本野球機構発行）のプロ在籍全投手のトップに掲載されていたり、日本プロ野球史上最長の登録名（他にエリック・シュールストロム、ベニー・ディステファーノ、ティム・マッキントッシュ、ディーン・ハートグレイブス、ブライアン・ファルケンボーグの5名）だったりと、在籍期間の短さと反比例して話題の多い選手だった。
エピソード

入団の経緯は、当時の監督関根潤三がラジオにて、「名前がおもしろくて獲ったんだよねー。なんて言ったっけ？開幕で暴投してすぐいなくなっちゃった」と発言している。

開幕前、川崎球場で行われたロッテ・オリオンズ（現：千葉ロッテマリーンズ）とのオープン戦でリリーフとして登板。川崎球場は電光掲示板ではなく、選手名の掲示板が用意されていなかった。8文字の長い名前をどのように表示するのか注目を集めた。球場職員も悩んだようで、登板して3人目の打者を迎えるまで、選手名が掲示されない状況が続き、結局掲示板にチョークで大書きされたのは、「バーガー」の4文字であった。ロッテファンから大爆笑されたのは言うまでもなく、「マクドナルド！」「ビッグマック！」の嘲りの野次が飛んだ（ちなみに、「ロッテリア！」の野次はなかった）。その後長打、連打をあび、失点。試合も逆転負けとなってしまった。

いやあ、リアルタイムで見ていた世代であるが、ここまで強烈なダメ外人１位は彼だと思う。ｗｗｗ

今後も各球団の『ダメ外人』を特集する。

次は、どこの球団にしようか。

阪神、広島、日ハム、阪急、で検討しようか。

 

コメント 6

残念ながら阪神タイガースもダメ外人の宝庫ですしね(T^T)
by abusan (2010-02-02 06:32) 

to　abusan様

次は期待に応えて

「　阪　神　編　」

に行って見ましょうか
by 編集長　安佐達肇 (2010-02-02 08:36) 

トマソン...............よろ。
by 李　萬中 (2010-02-02 22:10) 

to 李　萬中 さま

トマソンだめ外人の代表格ですなｗｗｗ
by 編集長　安佐達肇 (2010-02-02 23:12) 

そういえば
神のお導き・グリーンウェルはもう取り上げましたっけ？
by ＨＩ (2010-02-03 01:12) 

to　ＨＩ様

阪神はグリーンウェルより先に取り上げる奴がいますので
そのうちに
by 編集長　安佐達肇 (2010-02-03 08:38)