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野望の王国 征二郎兄さん至高の殺し編 [野望の王国]

さあ野望の王国の続きようやくアップします。
東大に在学のまま橘組内で勢力を持った征五郎と片岡今回は征二郎兄さんの「至高の殺し」を目の辺りにします。
これまでのツッコミは片岡お前だ、全く究極の殺しに参加していないぞ。ただ驚くか、征二郎の妹の文子とイチャイチャしているかではないか

 

 帰路、征五郎と片岡は、疑われる要因はないはずだがもしや感づかれているのではないか、と相談する。そして征二郎を倒すための行動を採ることを決定する。
 そしてどっかの映画館を借り切って若獅子会結成記念式典。旧大吉会大島組田原元の司会で式典は進行する。
 征五郎は若獅子会の目的を説明する。若獅子会は今までのヤクザ、暴力団の寄り合い所帯、組の連合ではない。その違いは、目的を持っていることである。目的は、権力をつかむこと。裏の世界の、いわば屑である力を合わせて、表の世界も裏の世界も支配すること。今までのように無目的ではなく、目的を目指して生きるのだ。
 ちょうどそのころ、征二郎を倒すための計画が実行される。征四郎襲撃。最近囲った女のマンションから帰ろうとする征四郎を、征五郎の刺客が襲う。エレベーター内で拳銃が乱射され、征四郎の部下は全員即死。そして征四郎は、腕を撃たれて重体。(究極の殺し第5弾発動)
 この知らせを聞いた征五郎は、片岡と頭取になったトクこと徳田栄治(ここでトクのフルネームが明かされたが後に徳田徳一と名乗っている)に後を任せて式典会場を後にする。
 川崎中央病院。
 襲撃の恐怖と怪我の痛みから暴れる征四郎。ベッドに縛り付けられた征四郎を前に取り乱す女たち。その醜さに、征五郎は早急な処理を決意する。醜いものをこの世から消し去る決意を。
 三時間後、征二郎は水上温泉の関東遊技会連盟会合に出席していた。征四郎の生命に別状がない以上、主賓として招かれたのだから義理をすませてから戻る、という連絡が入る。征二郎の性格を計算したうえでの計画であった。
 目覚めた征四郎を、征五郎は甲斐甲斐しく世話する。そして疑問を口にするふりをして、征四郎の疑惑を植え付ける。
 征一郎が死んだなら次は征二郎を狙うのが筋であるのに、どうして征三郎が殺されたのか。そして征一郎と征三郎を殺した藤森がいなくなったのに、誰が征四郎を狙ったのか。それも、跡目を継いだわけでもない征四郎を。
 征四郎は思い当たる。征一郎、征三郎、そして征四郎はすべて本家の人間である。本家の人間がいなくなって得をするのは、征二郎だ。そして征二郎は見舞いに来ない。
 征四郎は、征二郎を憎み始める。
 やっと会合が終わって見舞いに来た征二郎を、征四郎は罵倒する。次は本家の生き残りである自分を殺そうというのか、すべてを藤森の仕業にしようというのか、と。
 かっとなって征四郎を殴りつけようとする征二郎を、征五郎はなだめる。今はピストルで撃たれたために神経が高ぶっているのだから、と。
 そして征二郎とふたりになったときに、部下は蜂の巣のように撃たれていながら征四郎だけは幸いにも肩を撃たれただけの軽傷で済んだ、と告げる。
 征二郎はその不自然さに気付く。
 すべては、征四郎の狂言だったのではないか、と。
 征五郎はほくそ笑む。征二郎は権力を握った。そして権力を握れば猜疑心は強くなる。いかに聡明な人間であろうとも猜疑心に囚われれば眼が曇る。
 一方片岡は征二郎宅にお邪魔しており、文子に東大で1,2を争う片岡がなぜ橘組に入ったかを聞かれ「俺と橘には夢がある、壮大な夢だ」「我々は単なるやくざになるつもりは全然無い、この世で力をつかむ第一歩にすぎないんだ」とか発言し文子に「片岡さんなんか嫌い」と言われて部屋から出て行こうとする文子を抱きしめる
(片岡イチャイチャしてんじゃねえよ)
 
文子としては片岡を心から愛してしまい自分をやくざ世界から連れ出してくれる存在だと祈っていたと言い再度片岡と厚い抱擁をする。(片岡再度イチャイチャしてんじゃねえよ)
 そこに征二郎が帰ってきたので二人はお互いを引き離し文子は部屋へ戻ってしまう。

征二郎「やあ、片岡君来ていたのか」
片岡「もう私は征五郎の友人ではありません。橘征二郎の部下です。片岡君と呼ばないでください」
征二郎は若獅子会の方はどうなったと報告を聞く。片岡は旧大吉会を完全に押さえて近代的な組織に編成替えの作業を開始したと報告。そこで征二郎は大学で学んだ政治学とやらを使って今までのやくざ組織をどれだけ強力なものに変えるか手並みを見せてもらうと征五郎と片岡に期待する。

 そして征四郎は、さらに征五郎に煽られる。
 征一郎も征三郎も葬儀──人があつまったときのどさくさに殺された。だから次に人が集まるとき、征二郎の襲名披露のときが危ない、と。そして征四郎は襲名披露の取り仕切りを任されていた。怯え、どうすればよいかと問う征四郎に、征五郎は答える。
 

「殺される前に殺せっ!! 敵は殺せっ!!」
(征四郎が馬鹿だからあっさり引っかかります。)

 征二郎は疑心暗鬼に陥る。征四郎が狂言で撃たれて見せて、またも橘本家の人間が襲われたと宣伝したとする。非難は征二郎に集中する。そしてこれを狙って、征一郎と征三郎までも征四郎が殺したということもあり得る。そう考える。
征四郎は即座に退院し、味方となる幹部を集める。
征蔵直系の大幹部、広池会会長・中村善太郎。征一郎派幹部、松山組組長・松山峰二。征一郎派幹部、河原組組長・河原修平。征三郎派幹部、若頭・小森利明。征三郎派幹部、深山組組長・深山正男。征一郎派若頭、平木組組長・平木準二。そして征五郎である。
 征四郎を盛り立て、総決起して征二郎打倒を誓う彼らであったが、平木が征二郎のスパイであるということをトクが発見する。征五郎は征二郎に征四郎の動きを報告し、そのうえで征四郎を許してやって欲しいと懇願する。たとえ半分しか血がつながっていなくても、かけがえのない兄弟だ、戦えば征二郎が勝つに決まっているのだから、征四郎を、これまで犯した罪を、許してやって欲しい、と。
 帰路、征五郎は良心の呵責に苛まれる。
 「おれは悪魔か邪鬼か……兄弟愛に燃える男の姿を恥じもせず演じて見せるとは……
 ええい女々しいぞ征五郎、まだこんな迷いにとらわれるのかっ! 野望を達成するためには全てを捨てると誓ったはずだ。野望のためには善も悪も兄弟愛も踏み越えると誓ったはずではないかっ!」

 ここで征五郎と片岡は平木をトクに命じて征二郎邸を出てきたところをトクの特殊部隊に拳銃を乱射して始末する。(究極の殺し第6段発動)

 (平木を殺されて喚いている馬鹿)

ここで征二郎と征四郎の川崎を戦場とした戦争が始まる

 初めは征四郎派が征二郎派の幹部クラス3組を奇襲でつぶすが、征二郎は一応弟の征四郎を殺すのに躊躇って一日無駄に過ごしていたのが仇となってしまった。
 しかしやはりこの男だけは怒らせてはいけなかった。征二郎派をすべて神奈川から東京へ撤退させてホテルで司令室を作り、反撃にでる。征四郎派の各拠点をつぶした後を火をつけて、極めつけは

「征四郎お前もだ」

(兄さん怖すぎです。)

この間の征五郎と片岡はトクの事務所に篭り情勢を見つめていたら、文子から片岡に電話が入り、「征二郎が突然家を出てしまった」とか「何で兄弟で争わなければならないのとか」しまいには「片岡さん死なないで」などのラブコールを受ける。(おいまたイチャイチャしてんのかよ。)
ここで征五郎は片岡と文子がそういう仲であったとやっと気づくが、征五郎は征二郎を倒すために肉親の情に苦しんでいるのにその妹を愛するとはどういうことだと迫るが片岡も文子はお前の愛する妹だろお前のほうがつらいのではと諭し、余計な負担をかけさせたことを征五郎に詫びる。
(征五郎も妾の子同士で文子との仲はすごくよかった)

征四郎を潰すために使った手段は何と・・・米軍外人部隊の投入でした。何で米軍!?ヤクザの抗争なのに!米軍を使った至高の殺しで一気に形勢逆転します。また、後の究極の殺しに使われる幹部拉致を実行します

極めつけは征四郎の本拠地(川崎)に米軍のヘリを使って空爆

そして、防火服を身につけた米兵を 送り込み、征四郎を生け捕りに!しかも、警察に証拠は一切残さず後始末・・・アルカイダよりすげえ!

一晩で征四郎派を始末した征二郎、徳田建設にやってきて、征五郎と片岡に「地獄を見せてやる」といいはずれの港へ向かいます。
 その道中でもう戦争は終わったのに何があるんだという征五郎に対して片岡は「敵方に対する裁判と処刑だ」といい、征二郎の「至高の殺し」を見せ付けて逆らえなくするためのものであると断言する。

 港に着き倉庫の地下に征四郎と幹部連中が捕虜として捕らえられていた。
 征二郎は征四郎派のおろかさを語り、征四郎を射殺します。(至高の殺しもうわからん)

 残った幹部連中の殺害と死体のコンクリート詰めの始末を征五郎と片岡に命令させます。
 (至高の殺しの後始末)

征二郎としてはこれで兄弟が二人きりになった、これからどう出るんだとの疑問があります。
(私だったら普通ここまで見せ付けられたら降伏しますな)

一週間後、マスコミでは川崎で起きた事をニュースで、一晩で200人死んだとか、10数箇所焼き討ちされたとかの報道をしており、征二郎も県警に出頭して尋問を受けますが、征四郎と父の腹心の幹部中村が争いを始めて、抗争に巻き込まれたくなかったから当日は神奈川を離れているのでアリバイはあると証言した。
 一方征五郎と片岡は警察から戻ってきた征二郎に征四郎以下の遺体はコンクリ詰めにして東京湾に沈めたと報告する。その報告を受け征二郎は征五郎と片岡に橘組再建の協力に力を貸してくれと命令する。そこへ文子が川崎中央警察署の署長の柿崎さんが来たので応接に通したと言う。征二郎は中央署の署長の柿崎は誰だと問いかけ、片岡は先週代わったばかりの新任の署長と答える。そこで征二郎は柿崎に会うために応接を離れる。
 この後、片岡と文子のイチャイチャ抱擁が展開される。(あーもうええわ)

やっと次回からは野望の王国いや漫画界最狂キャラの「柿崎憲登場編」です。

ここから面白くなります。


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コメント 6

これって漫画なんですか?
面白そうですね♪
by (2008-02-03 20:05) 

編集長 安佐達肇

to はっこう様
nice&コメントありがとうございます。
雁屋哲原作の1976年から82年までゴラフで連載された劇画です。
詳細は過去の「野望の王国」カテゴリーを見ていただければ
わかりやすく解説してます。
by 編集長 安佐達肇 (2008-02-03 23:05) 

>詳細は過去の「野望の王国」カテゴリーを見ていただければ
>わかりやすく解説してます。

ありがとうございます。
面白そうですね♪
でも読む時間がありません(泣
解説を楽しみにしています。
by (2008-02-04 23:01) 

編集長 安佐達肇

to はっこう様
コメントありがとうございます。
まだ全9集のうち、第1集の終盤までです。
最後まで続けられるか自信はありませんが何とかやってみます。
by 編集長 安佐達肇 (2008-02-05 12:30) 

編集長 安佐達肇

to 大将様
niceありがとうございます
by 編集長 安佐達肇 (2008-02-05 12:30) 

編集長 安佐達肇

to ダー様
niceありがとうございます
by 編集長 安佐達肇 (2008-02-05 12:30) 

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